【鉄道”きっぷ”の種類】
「乗車券類」というのが正しく、”きっぷ”は通称です。
以前は記念券(記念乗車券・記念入場券など)の収集がポピュラーでしたが、最近はこのような実際に使用された通常券に人気が集中しています。大きく分けて
以下のように分類されていますが、それぞれ非常に奥が深いため、これらの券種をすべて収集対象としているコレクターはむしろ稀で、1つないし2~3の分野
を専門的に収集している人が多いようです。
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※ 昭和44年5月10日以前は、車両・船室の”等級制”(1・2(・3)等)になっていたため、普通乗車券→2等乗車券、グリーン券→1等乗車 券、B寝台券→2等寝台券、A寝台券→1等寝台券 のように呼ばれていました。その他にもいろいろな変遷がありましたが、きりがないので省略します。
※ この他に、特種な乗車券類として、連絡乗車券・特別補充券(車内補充券・出札補充券・改札補充券・料金専用補充券など)・委託乗車券類・周遊券など、また厳密には乗車券類ではありませんが、入場券・発駅着席券(乗車整理券)・手回り品切符などもポピュラーなコレクターズアイテムとなっています。
※ また、実際に発売されるにあたっては、乗車券と特急券を連綴したもの、特急券と寝台券を一葉化したもの、急行券とグリーン券を一葉化したものなど、2~3の券種をまとめて1枚の券としたものも多く、いろいろな組み合わせ・様式のバリエーションがあり、それらを専門に集めているコレクターもいます。
※ さらに、上記の他、券の需要に応じて以下のような分類法もあります。
これらの分類を組み合わせて、例えば常備指定席特急券・準常備連絡片道乗車券・補充往復乗車券のような言い方をします。当然のことながら概ね常備式の方が人気があり、特急券などでは、列車名・発着駅・発時刻などが既に印刷されたものを”完全常備券”と称して特に珍重されています。